こんにちは、ミギーです! 今回は「米国高配当ETF」の中でも特に人気の高い4つのETF、 SCHD・VYM・HDV・JEPIについて、初心者でもわかりやすく解説&比較していきます。
「NISAでも買える?」「どれを選べばいいの?」「どのくらいの利回りがあるの?」 そんな疑問に答えながら、配当金生活の第一歩をサポートします!
🔰 高配当ETFとは?
高配当ETFとは、配当利回りの高い企業に分散投資する上場投資信託のことです。 1つの銘柄を買うのではなく、複数の企業に分散投資できるため、 リスクを抑えつつ定期的な配当収入を狙うことができます。
✅ 比較対象:4つの米国高配当ETF
| ETF名 | 特徴 | 利回り(目安) | 分配頻度 | 新NISA対応 | 向いている人 | 
|---|---|---|---|---|---|
| SCHD | 増配+財務健全企業 | 約3.5~4.0% | 年4回 | ✅ 成長投資枠 | 安定した高配当+成長を狙う人 | 
| VYM | 分散型・大型株中心 | 約3.0~3.5% | 年4回 | ✅ 成長投資枠 | リスク分散を最大化したい人 | 
| HDV | ディフェンシブ+財務優良 | 約4.0~4.5% | 年4回 | ✅ 成長投資枠 | 景気後退にも強いETFが欲しい人 | 
| JEPI | 毎月分配+超高配当 | 約7.0~10.0% | 毎月 | ❌ 非対応 | 高配当を毎月欲しい人(リスクOK) | 
🔍 各ETFの詳細解説
- 財務の健全性+過去の増配実績で選ばれた100社程度に投資。
- 増配力が高く、長期保有向け。
- 経費率も0.06%と激安。
- 【NISA】楽天・SBI・松井などで購入可能(国内投信版もあり)
- 保有銘柄数:約103銘柄 
- 上位10銘柄(構成比 約40.5%): - Texas Instruments(TXN):約4.31% 
- PepsiCo(PEP):約4.24% 
- Chevron(CVX):約4.18% 
- ConocoPhillips(COP):約4.14% 
- Amgen(AMGN):約4.08% 
- Cisco Systems(CSCO):約4.05% 
- Merck(MRK):約3.99% 
- Altria Group(MO):約3.84% 
- Bristol‑Myers Squibb(BMY):約3.83% 
- AbbVie(ABBV):約3.82% 
- セクター構成:エネルギー:約19%、消費財:約19%、ヘルスケア:約15%、テクノロジー:約11%、工業:約11% 
 
🟨【VYM】(バンガード高配当株ETF)
- 約400社に広く分散し、リスク軽減効果が高い。
- テクノロジー銘柄も一部含むバランス型。
- 長期安定運用をしたい人におすすめ。
- 【NISA】成長投資枠で購入可。
- 保有銘柄数:約591銘柄(非常に広範囲に分散) 
- **上位5銘柄(構成比 合計約17%)**: 
 ‑ Broadcom(AVGO):約5.83%
 ‑ JPMorgan Chase(JPM):約3.88%
 ‑ Exxon Mobil(XOM):約2.35%
 ‑ Walmart(WMT):約2.24%
 ‑ Procter & Gamble(PG):約2.10%
- トップ10がポートフォリオの約25%を占める 
🟥【HDV】(iShares高配当ETF)
- 財務健全+持続可能な配当が選定基準。
- ヘルスケアやエネルギーなど景気に左右されにくい業種が多い。
- 景気後退局面にも比較的強い。
- 【NISA】成長投資枠で購入可。
- 保有銘柄数:約81銘柄
- **上位5銘柄(構成比 約30%)**: 
 ‑ Exxon Mobil(XOM):約8.60%
 ‑ Johnson & Johnson(JNJ):約6.52%
 ‑ Chevron(CVX):約5.75%
 ‑ AbbVie(ABBV):約5.58%
 ‑ Home Depot(HD):約4.50%
- 上位10銘柄で全体の約50%を占める集中型ポートフォリオ 
🟩【JEPI】(JPモルガン・エクイティ・プレミアム・インカムETF)
- S&P500+カバードコール戦略で高配当を実現。
- 毎月分配が魅力だが、基準価額の値上がりは限定的。
- 配当は高いが、変動も大きいため注意が必要。
- 【NISA】非対応(毎月分配型は対象外)
- 保有銘柄数:約109〜125銘柄(情報出所により差異あり)
- **上位銘柄(約1.6〜1.7%ずつ)**: 
 ‑ NVIDIA(NVDA)約1.68–1.98%
 ‑ Oracle(ORCL)約1.63–1.91%
 ‑ Meta Platforms(META)約1.60–1.89%
 ‑ Microsoft(MSFT)約1.62–1.90%
 ‑ Trane Technologies(TT)約1.59–1.79%
 ‑ Amazon(AMZN)約1.59–1.86%
 ‑ Visa(V)約1.57–1.81%
 ‑ Mastercard(MA)約1.57–1.80%
 ‑ Southern Company(SO)約1.48%
 ‑ Emerson Electric(EMR)約1.44%トップ10構成率は全体の約15–18%程度の分散型構成
- セクター割合:テクノロジー約20.5%、工業約14%、金融約13–13.4%、ヘルスケア約13% 
💰 年間100万円の配当金を目指すには?
| ETF | 想定利回り | 必要投資額(税引前) | 
| SCHD | 4.0% | 約2,500万円 | 
| VYM | 3.2% | 約3,130万円 | 
| HDV | 4.2% | 約2,380万円 | 
| JEPI | 8.0% | 約1,250万円 | 
※ 為替リスク、配当変動あり
🎯 投資スタイル別おすすめETF
| 投資スタイル | おすすめETF | 
| 初心者でバランス重視 | SCHD or VYM | 
| 分散重視 | VYM | 
| 安定性と守りを重視 | HDV | 
| 配当で毎月の収入が欲しい | JEPI(NISA外) | 
📝 まとめ
- NISAで買える高配当ETFは、SCHD・VYM・HDVの3つ!
- JEPIは超高配当だがNISAでは非対応。一般口座での利用を。
- 長期的に安定配当を目指すなら「SCHD」や「VYM」がおすすめ。
- より守りを固めたい人は「HDV」、配当生活に近づきたい人は「JEPI」も検討。




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