榛葉幹事長と高市早苗首相の“討論”をわかりやすくまとめてみた

話題

(2025年11月12日・参議院予算委員会)

◆ はじめに

2025年11月12日、参議院の予算委員会で、

国民民主党・榛葉賀津也(しんば かづや)幹事長 と

高市早苗首相 による質疑が大きな話題になりました。

ネット上では「最恐コンビ発言」「103万円の壁」「自動車税の議論」などが注目され、SNSでもトレンド入りしたほど。

今回は、この質疑の内容を 初心者でもわかりやすくカジュアルに まとめていきます。

◆ 1. 榛葉幹事長、いきなり“最恐コンビ”と切り込む

まず榛葉幹事長は、冒頭でこんな発言をしています。

「高市総理と片山財務大臣は、ネットでは“最恐コンビ”と言われていますよ」

一瞬ドキッとする表現ですが、

実はこの“最恐”には「最強」+「推進力が強い」という意味も込めた、ネットスラング的な言い回し。

すると高市首相は、笑いながらこう返します。

「残念です。恐ろしいの“恐”だったんですね。」

議場にちょっとした笑いが起き、

この時点で“ピリピリした対立”というより “柔らかいムード” で討論が始まりました。

◆ 2. 103万円の壁の「宿題」について質問

次に榛葉幹事長が触れたのは、

多くの家庭が関係する 「103万円の壁」問題。

パート・アルバイトの収入が103万円を超えると税負担が増えるため、働き控えが起きているという課題です。

榛葉氏はこう迫ります。

「ガソリンの暫定税率も動いた。残るは『103万円の壁』です。総理、やってくれますね?」

これは、自民・公明・国民の三党で合意した政策の確認でもあり、

“野党として協力する姿勢” を見せつつ、政府の実行力を求める形でした。

高市首相は慎重な表現で、「検討する姿勢」を示しましたが、具体的な期間までは明言しませんでした。

◆ 3. そして大きな話題「自動車税の見直し」へ

榛葉幹事長が“熱”を込めて語ったのが、自動車への重い税負担 です。

自動車ユーザーは

・自動車取得税

・自動車重量税

・自動車税

・ガソリン税

・走行距離課税の可能性…

など複数の税負担を抱えており、「なぜこんなに多いのか?」と指摘。

これに対し、片山財務大臣(質疑中に出席)は明確にこう述べました。

「走行距離課税については、現時点で政府として具体的な検討はしておりません。」

これは自動車ユーザーからすると朗報で、ニュースでも大きく取り上げられました。

また榛葉氏は、

「自動車産業は日本の基幹産業。税負担を見直して国の成長戦略につなげるべき」

という視点で質問を進めました。

◆ 4. 全体の流れは“対立”ではなく“政策議論”

今回の質疑は、

いわゆる「激しい討論」ではなく、政策テーマに沿った内容 でした。

榛葉氏は

・国会の新しい空気

・野党としての協力姿勢

・成長戦略としての税制見直し

などを重視した質問スタイルで、

従来の「与野党の激突」という雰囲気はありませんでした。

高市首相も落ち着いた口調で丁寧に答弁し、

“政権と野党の距離感がこれまでと違う” という印象を残した討論でした。

◆ 5. 今回の討論で見えたこと

今回の榛葉×高市の質疑をまとめると、次の3つが重要ポイントです。

① 「最恐コンビ」発言で象徴された、政治の“空気の変化”

冗談も交えたやり取りが目立ち、議場全体がやわらかい雰囲気だった。

② 国民に直結するテーマ

・103万円の壁

・自動車税

など、生活に近い政策が中心。

③ 野党側からの「協力」の姿勢

政権が過半数割れしている中で、

国民民主党として “できる政策は前に進める” という立場が明確に示された。

◆ まとめ

2025年11月12日の予算委員会での榛葉幹事長と高市首相の討論は、

「対立」よりも「方向性の確認」「政策の具体化」がテーマになった質疑でした。

政治に詳しくない人でも理解しやすい内容で、

今後の税制や労働、生活に大きく関わる議論が進んだ重要な場面だったと言えます。

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