榛葉幹事長と小泉進次郎防衛相の国会討論をわかりやすくまとめてみた

話題

(2025年11月12日・参議院予算委員会)

◆ はじめに

2025年11月12日、参議院予算委員会で

国民民主党・榛葉賀津也(しんば かづや)幹事長 と

小泉進次郎 防衛大臣 の質疑が注目されました。

この日の国会は、ただの批判合戦ではなく、

安全保障の未来、技術・産業、成長戦略

といった大きなテーマが多く扱われた“濃い討論”でした。

初心者でもすんなり理解できるように、わかりやすく整理していきます。

◆ 1. 身近なモノを使った“榛葉クイズ”で始まる

まず榛葉幹事長は、冒頭でこんな“クイズ”を小泉大臣に投げかけました。

電子レンジ

サランラップ

缶詰

ボールペン

腕時計

パソコン

携帯電話

3Dプリンター

これらに共通するものは何でしょう?

という質問です。

答えは、小泉大臣の言う通り——

「元は軍事技術から生まれた民生品=デュアルユース」

榛葉氏はこれを引き合いに、

「防衛技術は、実は国民生活の便利さにも直結している」

という話につなげました。

◆ 2. 小泉進次郎、防衛の“今後3年の変化”を語る

榛葉氏のクイズを受け、小泉大臣はこう答弁しました。

この3年間で、“戦い方”が劇的に変わっている。

ロシア・ウクライナ戦争、AI、ドローン、サイバー…

“新しい戦争の形”に対応しなければいけない。

さらに、

「抑止力(やらせない力)と対処力(対応できる力)

の両方を高める必要がある」

と強調しました。

つまり、防衛費=戦争のためのお金ではなく、

技術開発・安全保障・生活インフラを守るための投資

という考え方を示したわけです。

◆ 3. 榛葉氏は「エール」と評価、小泉も丁寧に応答

榛葉幹事長は質疑の中で、小泉大臣に対し、

「しっかり自分の言葉で話すようになった」

「覚醒した感がある」

と高く評価するコメントもしており、

これに小泉大臣もこう返しています。

「エールをいただいたと思っています。

これからも丁寧に説明を尽くしていきたい。」

国会の雰囲気は、いわゆる“対決姿勢”よりも、

政策議論に徹した前向きなやり取り に近いものでした。

◆ 4. テーマは「防衛×成長戦略」

榛葉幹事長は「デュアルユース(軍民両用技術)」を強調。

「防衛研究は、生活・産業にも恩恵がある」

「防衛省は技術分野の先頭に立つべき」

と述べ、

防衛技術 → 民間技術へ波及 → 日本の成長戦略

という流れを説明しました。

小泉大臣もこれに同意し、

「国民生活にもプラスとなる技術を大事にする」

と答弁しています。

◆ 5. 安全保障は“生活とつながっている”

今回の討論で特に印象的だったのは、

防衛が「軍事」だけの話ではなく、

国民生活・技術革新・産業成長

といった幅広いテーマと直結している点でした。

  • 生活の便利さ
  • 災害対策・インフラ
  • 技術立国としての未来
  • 国際情勢への対応
  • 新しい戦争の形(AI・ドローン)

これらすべてが、

“今後の防衛政策の中心になる” と示されました。

◆ 6. 今回の質疑のまとめ

初心者にも分かりやすく、今回の討論で押さえるべきポイントをまとめます。

● ① 榛葉氏の「身近なモノクイズ」が示したもの

→ 防衛技術=暮らしを支える技術

→ 軍民両用技術の重要性

● ② 小泉進次郎の主張

→ “戦争の形が激変している”

→ 抑止力+対処力の両方が必要

→ 技術と安全保障をセットで考える時代

● ③ 二人のやり取りは前向きで建設的

→ 野党vs与党の対立ではなく

→ 国の方向性を確認する討論だった

◆ 終わりに

榛葉幹事長と小泉防衛大臣の質疑は、

国会の空気が変わってきた象徴的な場面 でもありました。

防衛=生活

防衛=技術

防衛=成長戦略

という、これまでより広い視点で語られた討論であり、

これからの日本の安全保障を考えるうえで非常に重要な内容でした

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