日本の政治制度から冷静に検証する
選挙が近づくと、SNSでこんな言葉を目にすることがあります。
「高市政権を支えるために、参政党へ投票しよう」
「高市早苗さんを守るのは参政党だ」
一見すると
「高市さんを応援したい人向けのメッセージ」
のように見えます。
しかし、日本の政治の仕組みを少しでも知っていると、
この記事では、
政治に詳しくない人
選挙がよく分からない人
でも理解できるように、
そもそも総理大臣はどうやって支えられるのか?
まず大前提です。
総理大臣を支えられるのは、次のどちらかだけ
- 同じ与党の議員
- 連立・政策協力を正式に結んだ政党
理由はシンプルです。
国会では、
- 法律を通す
- 予算を決める
- 内閣を維持する
すべて 「数(議席数)」が必要だからです。
どれだけ考えが立派でも、
味方がいなければ何も決まりません。
高市早苗氏と参政党の関係は?
ではここで、事実関係を整理します。
高市早苗氏
- 自民党所属
- 自民党内の政治家
参政党
- 自民党と連立していない
- 政策協定も結んでいない
- むしろ「既存政党批判」を強く行ってきた政党
つまり、
参政党は高市氏の「味方」ではない
これは意見ではなく、客観的な事実です。
「参政党に投票すると高市政権が強くなる」はなぜ間違い?
ここが一番重要です。
実際に起こること
- 参政党に票が流れる
↓ - 自民党・保守系候補の票が減る
↓ - 与党の議席が減る
↓ - 高市氏が総理でも政策が通らない
つまり、結果は正反対になります。
たとえるなら…
会社で例えるとこうです。
- 社長(高市氏)を応援していると言いながら
- 社長の部下を減らす行為
これで会社がうまく回るでしょうか?
答えは明らかですよね。
なぜ誤解が広がるのか?
理由は簡単です。
感情的な言葉が使われているから
- 「高市さんを守れ」
- 「本物の保守は参政党」
- 「既存政党はダメだ」
これらは気持ちには訴えますが、
制度の説明は一切ありません。
その結果、
- 高市支持
- 参政党支持
この2つが、意図的に混同されてしまいます。
善意の有権者が一番損をする構造
ここで一番問題なのは、
高市氏を本気で応援している人ほど、誤解しやすい
という点です。
- 日本を立て直したい
- 保守的な政策を支持したい
そう思っている人ほど、
「高市さんのため」という言葉に引っ張られてしまいます。
しかし実際には、
その一票が高市氏の政策実現を遠ざける可能性が高い。
これは、非常に残酷な構造です。
本当に高市早苗氏を支持するなら、選択肢は一つだけ
結論はシンプルです。
政策を実現したいなら、議席を増やすしかない
- 誰が総理か
- 誰を応援しているか
よりも重要なのは、
「その一票で、国会の数はどう動くのか?」
ここを考えない投票は、
結果的に逆効果になります。
まとめ|事実と仕組みで判断しよう
- 参政党は高市氏と連立・協力関係にない
- 参政党への投票で高市政権は強くならない
- むしろ与党議席が減り、政策は通りにくくなる
- 「高市支持=参政党投票」は制度上の虚構
政治はイメージではなく、仕組みと現実で動いています。
感情的なスローガンではなく、
「その一票が何を生むのか」を冷静に考えることが、
民主主義では何より大切です。




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