📘 初心者でもわかる!VLOOKUPの使い方と便利な代替関数まとめ

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Excelを使っていて「別の表から商品名や価格を持ってきたい」と思ったことはありませんか?

そんなときに役立つのが VLOOKUP関数 です。

例えば、

  • JANコードから商品名を表示する
  • 社員番号から所属部署を引っ張る
    といった作業を自動で行えます。

今回は、VLOOKUPの基本的な使い方・注意点・実務でのメリットを初心者向けに解説し、さらに最近よく使われる 代替関数(XLOOKUP、INDEX+MATCH、COUNTIF) も紹介します。

VLOOKUPとは?

VLOOKUPは 「指定した値をキーにして、表から対応するデータを取り出す」 関数です。

英語で Vertical LOOK UP(縦に探す) という意味があります。

VLOOKUPの基本構文

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

  • 検索値 … 探したいキー(例:JANコード)
  • 範囲 … 探す表(キー列を左端に含める必要あり)
  • 列番号 … 範囲の左から数えた何列目のデータを返すか
  • 検索方法 … FALSE = 完全一致(基本はこれを使う)

具体例(商品マスタと売上データ)

商品マスタ

JANコード商品名価格
4900001りんご100
4900002みかん80
4900003ぶどう200

売上データ

JANコード数量商品名(VLOOKUPで表示)
490000110りんご
49000035ぶどう
49000067なし(存在しない)

式はこう書きます👇

=IFERROR(VLOOKUP(A2, 商品マスタ!A:C, 2, FALSE), “なし”)

👉 4900006 はマスタに存在しないので「なし」と表示されます。

VLOOKUPのメリット

  • ✅ 作業の自動化 → 手作業検索を一瞬で処理
  • ✅ ヒューマンエラーを防止 → 一致しなければ返さないので安心
  • ✅ 複数の表を統合 → マスタと売上データを簡単に結合可能

注意点

  • キー列は必ず範囲の一番左に置く必要がある
  • 数値と文字列の違いに注意(JANコードなどでよく発生)
  • 全角/半角や余分なスペースがあると一致しない
  • エラーは IFERROR で見やすくする

=IFERROR(VLOOKUP(E2, シート2!$E:$F, 2, FALSE), “欠落”)

VLOOKUPの代替関数

1. XLOOKUP(最新・おすすめ)

Microsoft 365で利用できる新関数。左方向検索が可能で、列番号の数え間違えもなくなります。

=XLOOKUP(A2, 商品マスタ!A:A, 商品マスタ!B:B, “なし”, 0)

2. INDEX + MATCH(柔軟な組み合わせ)

古くから使われているテクニック。列の順番に縛られないため、VLOOKUPより応用が効きます。

=INDEX(商品マスタ!B:B, MATCH(A2, 商品マスタ!A:A, 0))

3. COUNTIF(存在チェック)

「あるかないか」だけ確認したいときはCOUNTIFが便利です。

=COUNTIF(商品マスタ!A:A, A2)

👉 0 = 存在しない、1以上 = 存在する。

どれを使うべき?

  • 初心者 → VLOOKUP
  • 柔軟に使いたい → INDEX+MATCH
  • 新しいExcel環境 → XLOOKUP
  • ある/なしの確認だけ → COUNTIF

まとめ

VLOOKUPはExcelの中でも特に利用頻度が高い関数です

初心者でもすぐに使えるうえに、在庫管理・売上分析・棚割りチェックなど幅広い場面で活躍します。

さらに XLOOKUPやINDEX+MATCH を覚えておけば、どんなデータ整理にも対応できるようになります。

ぜひ一度、実際のデータで試してみてください。

👉 今回の記事用に「VLOOKUP / XLOOKUP / INDEX+MATCH を比較できるExcelファイル」も用意しています。

サンプルを使えば、仕組みがすぐに理解できますよ。

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