📱第1章:iPhoneを新しく変える前にやっておこう!

話題

■ 機種変更で失敗しないための「準備リスト」

iPhoneを新しく買うとき、多くの人がやりがちなのが「なんとなく新しいiPhoneを設定してから、古いデータを探す」こと。

しかし、これをやるとLINE履歴が消えたり、投資アプリのログインでつまずいたりと、思わぬトラブルが起こりやすいです。

大切なのは、“買い替え前の準備”をしっかり整えておくことです。

まず最初にやるべきはバックアップ。

Appleには2種類のバックアップ方法があります。

1つは「iCloudバックアップ」、もう1つは「パソコン(iTunesまたはFinder)」を使う方法です。

それぞれの特徴を簡単にまとめると次の通りです。

方法特徴向いている人
iCloudバックアップWi-FiだけでOK。Appleのクラウド上に保存される。手軽に移行したい人
Finder / iTunesケーブルでパソコンに接続して保存。データ量が多くても安心。写真や動画が多い人

最近のiPhoneでは「一時的なiCloudストレージ拡張」が利用できます。

これは、新しいiPhoneに買い替えるとき限定で、Appleが一時的にiCloudの保存容量を無料で増やしてくれるサービス。

容量オーバーでバックアップが取れない人も、これを使えば安心です。

■ 投資アプリのログイン情報を整理しよう

投資アプリ(SBI証券、楽天証券、PayPay証券など)を利用している人は、バックアップとは別に「ログイン情報の整理」をしておきましょう。

なぜなら、これらのアプリは金融セキュリティ上、機種変更時に「端末認証」が必要になる場合があるからです。

準備しておくべき情報は以下の3点です。

  • ユーザーID(またはログインID)
  • パスワード
  • 2段階認証の設定方法(SMSコード、認証アプリなど)

特に「二段階認証」は見落としがちです。

新しいiPhoneに変えた後、「認証コードを送信しました」と表示されても、古いiPhoneがもう手元にないと受け取れません。

これを防ぐために、機種変更前に「SMSコード送信先が新しい携帯番号でも届くか」「Google Authenticatorなどの認証アプリを移行しておくか」を確認しておきましょう。

■ iCloudキーチェーンを使うともっと楽に

Appleの「iCloudキーチェーン」をオンにしておくと、ログインIDやパスワードが自動で保存され、

新しいiPhoneにサインインするだけでほとんどのアプリにスムーズにログインできるようになります。

設定方法は簡単です。

「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「パスワードとキーチェーン」をオンにするだけ。

これをやっておくだけで、SBI証券や楽天証券などのアプリも自動補完してくれます。

ただし、証券アプリによっては「生体認証の再登録」が必要ですので、初回起動時にFace IDやTouch IDを設定しましょう。

第2章:投資データはどうやって引き継がれるの?

■ データは端末ではなくサーバーに保存されている

ほとんどの投資アプリは「クラウド連携型」です。

つまり、データはiPhone内部に保存されているわけではなく、証券会社のサーバーに保管されています。

そのため、iPhoneを新しくしても、ログインさえできればすべての資産データ・取引履歴が元通りになります。

ただし、アプリによっては新しい端末を「本人確認」するためのステップが追加されます。

たとえば、

  • SBI証券 → 新端末ログイン時にSMS認証
  • 楽天証券 → 生体認証をオフ→オンにする必要あり
  • PayPay証券 → 新しい端末登録が必要(ワンタイムパスワード使用)

どの証券会社もセキュリティを強化しているため、

“旧端末を初期化する前に、新端末でログイン確認をしておく”ことがポイントです。

■ アプリがうまく動かない時の対処法

まれに、移行直後にアプリが起動しなかったり、認証に失敗することがあります。

そんな時は次の手順で落ち着いて対応しましょう。

  1. アプリを一度削除して再インストール
    → Apple IDで正しく認識されていない場合に有効。
  2. App Storeで最新バージョンに更新
    → 古いiOSバージョンでバックアップされたデータが影響していることも。
  3. 証券会社公式サイトからログインできるか確認
    → アカウント自体がロックされていないかをチェック。
  4. サポートセンターに連絡
    → 新端末登録の解除などは、本人確認後に対応してもらえる。

慌てず、一つずつ確認していけば確実に元通りになります。

■ Face ID・Apple Watch連携の再設定

iPhoneの買い替えで意外に忘れがちなのが「Face ID」や「Apple Watch」の再連携。

投資アプリはセキュリティが厳しいため、これらの再設定が求められることがあります。

たとえば、Face IDを使ってワンタップでログインしていた人は、

アプリ初回起動時に「生体認証を再設定しますか?」という表示が出たら「はい」を選択しましょう。

これをスキップすると、毎回パスワード入力が必要になります。

Apple Watchを利用している人は、ウォレットアプリでSuicaやクレカも再設定が必要なので、

投資アプリを使う前にまずApple Watchとのペアリングを完了させておくのがコツです。

🔁第3章:データ引き継ぎ以外の便利機能を活用しよう!

■ クイックスタートで移行が一瞬に

Appleの「クイックスタート」は、旧iPhoneと新iPhoneを近づけるだけで自動的に移行が始まる超便利機能。

iOS 12以降ならどの端末でも対応しています。

操作も簡単で、Wi-Fiをオンにした状態で2台を並べると、新しいiPhoneに「ようこそ」と表示されます。

後は画面の指示に従うだけで、Apple IDや設定、アプリ、写真などが自動的にコピーされます。

投資アプリもこの方法でほぼ問題なく移行できますが、念のためログインテストをしておくと安心です。

■ 集中モードと通知コントロールで投資効率アップ

iPhoneには「集中モード(Focus)」という便利な機能があります。

投資の勉強やチャート分析に集中したいとき、「仕事モード」や「勉強モード」を設定すると、指定したアプリ以外の通知を一時的にオフにできます。

これで相場チェック中にSNS通知が鳴るストレスからも解放されます。

設定方法は「設定」→「集中モード」→「+」から追加。

投資時間用に「マーケットモード」など自分専用の集中設定を作るのもおすすめです。

■ バッテリー最適化で長く使えるiPhoneに

長く投資データを管理するには、iPhone自体の寿命を伸ばすことも大切。

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」→「最適化されたバッテリー充電」をオンにしておきましょう。

これにより、過充電を防いでバッテリーの劣化を抑えることができます。

投資アプリは1日何度も開くため、電池の減りも早くなりがち。

この設定をしておくだけで、1年後の体感バッテリー持ちはかなり違います。

■ Siriショートカットで資産チェックを音声化

Appleの音声アシスタント「Siri」を使えば、

「Hey Siri、SBI証券を開いて」と言うだけでアプリを自動起動できます。

さらに「ショートカット」アプリを使えば、「朝8時に株価を開く」「夜にポートフォリオを確認」なども自動化可能です。

投資アプリをよく使う人にとっては、ちょっとした時短にもなります。

■ そのほか知っておきたい新機能

  • iCloudパスワードマネージャー:他の端末(WindowsやiPad)とも自動同期
  • ビジュアルルックアップ:カメラで撮った株主優待品を自動認識
  • AirDropの「近距離共有」:友人や家族に株のスクショを簡単に共有
  • Apple Payの投資対応:PayPay証券など、一部サービスでチャージ機能に対応

これらを使いこなすことで、ただの機種変更が“投資生活のアップデート”になります📈

まとめ

iPhoneの機種変更は少し手間がかかるように見えて、実はAppleがかなり自動化してくれています。

一番大事なのは、

1️⃣ バックアップをきちんと取る

2️⃣ 投資アプリのログイン情報を整理しておく

3️⃣ 新しいiPhoneで再ログインして動作確認

この3ステップだけで、ほとんどのトラブルは防げます。

さらに、「クイックスタート」や「集中モード」「Siriショートカット」などの機能を活用すれば、

新しいiPhoneは単なるデバイスではなく、投資をサポートしてくれる“相棒”になります。

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