赤ちゃんが生まれると、病院や自治体から
**「予防接種の案内」や「スケジュール表」**を渡されます。
その紙を見て、
- 「一気にこんなに打つの?」
- 「副反応は大丈夫なの?」
- 「本当に全部この通りにしないといけないの?」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
**日本の制度を守りつつ、赤ちゃんと親の負担を減らす
“無理のない現実的な予防接種の進め方”**を、
まず大前提として知っておいてほしいこと
最初に、安心材料からお伝えします。
- 赤ちゃんの定期接種に mRNAワクチンは含まれていません
- 同時接種は 義務ではありません
- 接種を進めるかどうかの最終判断は 親にあります
つまり、
「全部を一気に・言われた通りに」進める必要はありません。
日本の赤ちゃん向けワクチンは、種類が違う
現在、日本で赤ちゃんに使われている主なワクチンは、
- 不活化ワクチン
- 組換えタンパクワクチン
- 生ワクチン(BCG・ロタなど)
で構成されており、
安全性データが長年蓄積されているものが中心です。
コロナ禍で話題になったmRNAワクチンとは、
仕組みも位置づけも別物です。
無理なく進めるための基本ルール3つ
① 同時接種は「最大数」ではなく「上限」
医療機関によっては
「今日は4本まとめて打ちましょう」
しかし、
- 2本まで
- 多くても3本まで
と親が希望して調整して問題ありません。
② 体調優先。延期は当たり前
以下のような場合は、遠慮なく延期してOKです。
- 微熱がある
- 鼻水・咳が出ている
- 下痢・嘔吐がある
- 前回の予防接種後、発熱やぐったりが強かった
👉 **「予定通り」より「その日の状態」**が大切です。
③ 不安はその場で止めていい
- 説明が雑
- 質問しづらい
- 流れ作業に感じる
そう思ったら、
その日は打たずに帰る選択も正解です。
月齢別|無理なく進める現実的スケジュール
🍼 生後0〜1か月
この時期は、基本的に予防接種はありません。
- 授乳
- 体重増加
- 生活リズム
を整えることが最優先です。
🍼 生後2か月(スタート)
ここから定期接種が始まります。
通常案内されるもの:
- ヒブ
- 小児用肺炎球菌
- B型肝炎
- ロタウイルス(飲むワクチン)
無理しない進め方
- 2種類+ロタ
- または 2〜3種類まで
※ロタは接種期限があるため、優先度は高めです。
🍼 生後3か月
2回目の接種時期。
- 前回打たなかったものを追加
- 体調が良ければ2種類程度
この頃から
「この子は熱が出やすい」「機嫌が悪くなりやすい」
といった個性が見えてきます。
🍼 生後4か月
- ヒブ
- 肺炎球菌
- 四種混合(初回)
- ロタ(最終)
四種混合は発熱しやすい子もいるため、
単独接種や2本までにする家庭も多いです。
🍼 生後5〜6か月
調整期間。
- 体調が安定しない時期
- 夏・冬の感染症流行期
無理に詰め込まず、
赤ちゃんの様子を見て進める期間です。
🍼 生後7か月ごろ
BCG
- 体調が良い日を選ぶ
- 湿疹が強い場合は延期
👉 「時期」より「状態」が最優先
🍼 1歳前後
- MR(麻しん・風しん)
- 水ぼうそう
- おたふく(任意)
ここも
- 1本ずつ
- 2週間以上間隔をあける
など、調整可能です。
実際に多い「安心重視型スケジュール例」
| 月齢 | 接種内容 |
| 2か月 | ヒブ+ロタ |
| 3か月 | 肺炎球菌+B型肝炎 |
| 4か月 | ヒブ+肺炎球菌 |
| 5か月 | 四種混合 |
| 7か月 | BCG |
| 1歳 | MR(単独) |
✔ 定期接種の範囲内
✔ 期限内
✔ 副反応を分散できる
最後に|親として一番大切な考え方
予防接種は、
- 競争ではありません
- 早ければ良いものでもありません
- 「考えずに進める」ものでもありません
不安を感じるのは、
情報不足ではなく、責任感がある証拠です。
赤ちゃんにとって一番の安全装置は、
ワクチンそのものより
**「ちゃんと考えて判断する親の存在」**です。




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