- はじめに|結論から言うと「同じ“保守系”でも、強調点と実現手法が違う」
- まずは超要約|3党の“性格”を一望
- 自民党|分野網羅型の政策パッケージ
- 日本保守党|減税を“目玉政策”として明確化
- 参政党|「国民負担率の上限」など制度設計に踏み込む
- 自民党|同盟・抑止・反撃能力など“政策体系”として整理
- 日本保守党|憲法9条改正・スパイ防止法など“法制度”に焦点
- 参政党|「国のまもり」=主権と外国勢力の関与抑止
- 日本保守党|「移民政策の是正」を明確に掲げる
- 参政党|「移民より国民の就労と所得上昇」
- 自民党|人手不足対策・制度運用とのセットで議論される
- 参政党|メガソーラー批判・次世代火力など
- 日本保守党|再エネ賦課金の廃止など、見直し路線
- 自民党|脱炭素・産業・インフラのバランス
- 参政党|教育を最重要分野に位置づけ
- 日本保守党|教科書検定見直し・家族観に関する支出見直し
- 自民党|子ども・子育て支援を行政施策として展開
- 自民党(与党)
- 日本保守党
- 参政党
はじめに|結論から言うと「同じ“保守系”でも、強調点と実現手法が違う」
選挙前になると「参政党」「日本保守党」「自民党」という名前をよく目にします。
SNSでは「どれも保守で同じでは?」と語られがちですが、実際には“どこを最優先にするか”“どうやって実現するか”がかなり違います。
この記事では、特定の党を持ち上げたり貶したりせず、
経済・税
外交・安全保障
移民・外国人政策
エネルギー
教育・家族観
政治姿勢(実現性)
の6分野で、公式資料と報道ベースに整理します。
「自分は何を一番重視するのか?」を決めるための判断材料として使ってください。
まずは超要約|3党の“性格”を一望
| 観点 | 自民党 | 日本保守党 | 参政党 |
|---|---|---|---|
| 立ち位置 | 与党・中道〜保守まで幅広い | 保守色が濃い | 既存政治への問題提起が強い |
| 政策の作り方 | 実務・調整重視の網羅型 | 争点を絞って明確に主張 | 生活領域(教育・食・健康)起点 |
| 目立つテーマ | 経済・外交・子育て・インフラ等 | 減税・移民是正・安保法制 | 教育改革・食と健康・主権 |
| 公式情報 | https://www.jimin.jp/policy/ | https://hoshuto.jp/policy/ | https://sanseito.jp/political_measures/ |
① 経済・税金|「減税」の打ち出し方が違う
自民党|分野網羅型の政策パッケージ
自民党の重点政策(Jファイル)は、経済・産業・子育て・外交・インフラなど非常に幅広い分野を網羅しています。
与党として、予算・制度・省庁運用まで含めて現実に回す前提の政策集になっているのが特徴です。
公式:
重点政策(Jファイル):https://www.jimin.jp/policy/jfile/
→ 「減税だけ」に特化するより、全体のバランス調整を重視する姿勢が読み取れます。
日本保守党|減税を“目玉政策”として明確化
日本保守党は重点政策で、減税による経済活性化を強く打ち出しています。
例として、食料品(酒類含む)の消費税ゼロなど、具体的な項目が並びます。
公式:
→ 「何をどこまで下げたいのか」が分かりやすい構成です。一方で、実現には国会での法改正・財源議論が必要になります。
参政党|「国民負担率の上限」など制度設計に踏み込む
参政党は、国民負担率を上限35%に、消費税の段階的廃止などを掲げています。
公式:
参院選政策(負担率など):https://sanseito.jp/sanin_election_27_policy/
→ 単なる税目の話だけでなく、国全体の負担構造そのものを変えるという思想が特徴です。
読み解きポイント
同じ「減税」でも
自民党:全体調整の中で扱う
日本保守党:目玉政策として明確に掲げる
参政党:負担率など“制度全体”を変える方向
という違いがあります。
自分が重視するのが「スピード感」か「現実運用」か「制度改革」かで、評価は変わります。
② 外交・安全保障|方向性は似ているが、切り口が違う
自民党|同盟・抑止・反撃能力など“政策体系”として整理
自民党の政策には、
日米同盟
抑止力強化
反撃能力
拉致問題
などが体系的に整理されています。
公式:
→ 政権運営を前提にした現実路線の構成です。
日本保守党|憲法9条改正・スパイ防止法など“法制度”に焦点
日本保守党は、
憲法9条改正(2項削除など)
スパイ防止法制定
外国勢力による土地取得の制限
など、法制度そのものの変更を強く打ち出しています。
公式:
→ 「何を変えるか」が明確な一方、実現には議席数と他党との連携が不可欠です。
参政党|「国のまもり」=主権と外国勢力の関与抑止
参政党は「国のまもり」という枠組みで、
外国資本による買収から守る
移民より国民の就労と所得上昇
などを掲げています。
公式:
→ 軍事だけでなく、経済主権・土地・産業まで含めた安全保障観が特徴です。
③ 移民・外国人政策|違いが最もはっきり出る分野
日本保守党|「移民政策の是正」を明確に掲げる
日本保守党は重点政策で、
入管法運用の厳正化
特定技能2号の家族帯同制限
外国人の社会保険制度の見直し
などを具体的に挙げています。
公式:
→ 制度の運用を厳格化する方向がはっきりしています。
参政党|「移民より国民の就労と所得上昇」
参政党も、移民受け入れ拡大より国内の雇用と賃金改善を優先する姿勢を明記しています。
公式:
自民党|人手不足対策・制度運用とのセットで議論される
自民党は、産業政策・人手不足対策・地方政策などとセットでこの問題を扱う傾向があります。
公式:
→ 「即時に止める/締める」より、経済と制度運用のバランスを取りながら進める姿勢です。
④ エネルギー・環境|再エネへの距離感が違う
参政党|メガソーラー批判・次世代火力など
参政党は、
メガソーラー・風力による環境破壊への懸念
次世代火力の推進
などを掲げています。
公式:
日本保守党|再エネ賦課金の廃止など、見直し路線
日本保守党は、
再エネ賦課金の廃止
エネルギー分野への外国資本参入制限
などを掲げています。
公式:
自民党|脱炭素・産業・インフラのバランス
自民党は、脱炭素・産業競争力・インフラ整備をまとめて扱う構成です。
公式:
⑤ 教育・家族観・社会|思想の違いが見えやすい
参政党|教育を最重要分野に位置づけ
参政党は、教育を最優先級に置き、教育バウチャー(クーポン)制など制度変更を提案しています。
公式:
日本保守党|教科書検定見直し・家族観に関する支出見直し
日本保守党は、
教科書検定制度(特に歴史)の見直し
男女共同参画関連支出の見直し
などを掲げています。
公式:党の主張概要:https://hoshuto.jp/lp/home/
自民党|子ども・子育て支援を行政施策として展開
自民党は、子育て支援・少子化対策を政策パッケージの一部として位置づけています。
公式:
⑥ 政治姿勢と実現性|与党と新興勢力の違い
自民党(与党)
すでに予算・法案・行政運用に直結できる立場
その分、政策は妥協と調整が多く、分かりにくく見えることもある
日本保守党
争点が明確で、主張は分かりやすい
実現には議席数と他党との協力が不可欠
参政党
生活・教育・健康から国家像を描く独自路線
共感を得やすい反面、具体政策の賛否が割れやすいテーマも含む
⑦ 過去発言・話題になった論点(報道ベース)
※ここは評価ではなく、「どういう点が議論になったか」を知るための参考です。
参政党・神谷代表の発言が報じられた例:
https://jisin.jp/domestic/2488712/2/
https://www.jprime.jp/articles/-/37470日本保守党の政策発表・報道例:
https://hoshuto.jp/policy/自民党の政策資料:
https://www.jimin.jp/policy/jfile/
⑧ 初心者向け|投票先を決めるためのチェックリスト
自分が一番困っていることは何か?
税?物価?治安?教育?将来不安?その1テーマで各党を比べる
例:移民政策、減税、教育改革など実現性を考える
法改正が必要?予算は?議席は足りる?合わない点も1つ確認する
“全部賛成できる政党”はほぼ存在しません。
まとめ|「どれが正しいか」ではなく「何を優先するか」
自民党:実務・調整型。現実に回す力は強いが、変化は緩やか。
日本保守党:減税・移民是正・安保法制など、争点が明確。
参政党:教育・食・主権など、生活起点で制度そのものを変えようとする。
大事なのは、
「自分は何を一番優先したいのか?」
を決めた上で、各党の“そこ”を見ることです。



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