「農業やったことないけど、田んぼでお米を作ってみたい!」
「でも、設備費とか土地代が高そうでムリかも…」
そんな方のために、国や自治体は就農者向けの補助金や融資、研修制度をいろいろ用意しています!
ここでは、初心者向けに以下の制度をわかりやすく解説していきます👇
【目次】
🔰 農業初心者に一番オススメ「農業次世代人材投資資金」
💰 利子ゼロで借りられる「青年等就農資金」
🧑🏫 無料で学べる「農業研修・就農準備支援」
🏡 農地探しに役立つ「農地バンク(農地中間管理機構)」
📱 どこに相談したらいいの?自治体・JA・Webまとめ
【まとめ】どうやって申し込む?いつ申請すればいい?
1. 🔰農業次世代人材投資資金(旧:青年就農給付金)
●就農準備中:年間150万円
●就農開始後:最大5年間、最大年間150万円
✅ もらえる人
原則18〜45歳の新規就農者(例外あり)
就農計画を市町村に提出して「認定新規就農者」になる
フルタイムで農業に取り組む予定の人
✅ もらえる条件
農業経営を確立するための研修を受けている or 独立就農を目指している
就農地の確保や作物の計画が明確になっている
✅ 支援の流れ
ステップ | 内容 |
---|---|
① | 市町村・農業委員会に就農計画を相談 |
② | 認定新規就農者に申請 |
③ | 補助金の交付決定(最大年間150万円×最大5年) |
🔽
合計最大:750万円もらえる可能性あり!
2. 💰青年等就農資金(無利子の融資)
●最大3,700万円まで無利子で借りられる!
(設備資金:2,000万円/運転資金:1,700万円)
✅ 使い道の例
トラクター、田植機、乾燥機などの購入
肥料や種苗の購入費
ビニールハウスなど施設整備費
✅ 対象者
18歳〜45歳(条件により49歳まで可)
就農5年以内
「青年等就農計画」の認定が必要(市町村に提出)
✅ 特徴
返済期間最長17年・据置5年
無利子での融資(日本政策金融公庫)
3. 🧑🏫 無料 or 安価で学べる「農業研修制度」
農業未経験者に最も大事なのが実地研修です!
✅ 主な研修制度の種類
名称 | 内容 | 実施機関 |
---|---|---|
農業大学校 | 1年〜2年の本格的な農業学校 | 都道府県 |
JA農業塾 | 半年〜1年の実践型研修 | 各地のJA |
農の雇用事業 | 就農希望者が農家の元で働きながら学ぶ | 農業者支援センター |
研修中にも「次世代人材投資資金(準備型)」が適用されることが多いです。
4. 🏡農地を借りたい人へ「農地バンク」
「農地を買うのは無理そう…」という人向け。
✅ 農地バンク(農地中間管理機構)とは?
地域の空き農地や高齢農家から農地を集めて、新規就農者に貸し出す制度
各都道府県にある公的機関が管理
✅ メリット
農地を借りることができる(低コスト)
農地の管理や手続きがサポートされる
就農計画の相談にも乗ってくれる
5. 📱どこに相談したらいいの?
✅ まずは「地元の農業窓口」に相談!
窓口 | 内容 |
---|---|
市町村の農政課 | 就農相談・計画の認定手続き |
JA(農協) | 農地紹介・研修案内・設備相談など |
全国新規就農センター | 全国対応の相談窓口(https://www.be-farmer.jp/) |
農地バンク | 農地の賃貸・あっせん業務 |
6. ✍️申し込みの流れとタイミング
就農に向けての動きは「年単位」で早めに始めましょう。
✅ 大まかなスケジュール例(就農までに約1〜2年)
時期 | 内容 |
---|---|
1年目 | 情報収集・研修参加・農地調査 |
2年目 | 就農計画提出・制度申請・農地確保・設備準備 |
3年目 | 米づくりスタート・販売開始・収益化 |
🌟まとめ:初心者でもチャンスはある!
制度名 | 支援内容 | 特徴 |
---|---|---|
農業次世代人材投資資金 | 年最大150万円(5年間) | 就農者向けの生活支援 |
青年等就農資金 | 最大3,700万円(無利子) | 設備や運転資金の融資 |
農業研修制度 | 無料〜安価な実地研修 | 基礎を学べる・認定条件に有利 |
農地バンク | 農地のあっせん・賃貸 | 農地を安く借りられる |
✅次にやるべきことは?
📞 地元の市町村役場 or JAに相談してみる!
📘 農業体験・研修に申し込んでみる!
💡 「認定新規就農者」になる準備を始める!
🌾 大阪市内での新規就農者向け支援制度
1. 農業次世代人材投資資金(準備型・経営開始型)
国の制度で、大阪市内でも利用可能です。
準備型: 農業研修を受ける間、年間最大150万円を最長2年間支給。
経営開始型: 独立就農後、年間最大150万円を最長5年間支給。
対象者:
原則18歳以上45歳未満の新規就農者。
市町村から「認定新規就農者」として認定を受けた方。
申請先:
大阪市農政課または最寄りのJA。
2. 青年等就農資金
農業機械や施設の導入資金として、無利子で最大3,700万円まで借り入れ可能。
対象者:
18歳以上45歳未満の新規就農者。
「青年等就農計画」の認定を受けた方。
申請先:
日本政策金融公庫または大阪市農政課。
3. 大阪市農業塾・研修制度
大阪市では、農業未経験者向けの研修制度を実施しています。
内容:
農業の基礎知識や実践的な技術を学ぶ研修プログラム。
市内の農家や農業団体と連携した実地研修。
申込方法:
大阪市農政課のウェブサイトまたは窓口で情報を確認し、申し込み。
4. 農地バンク(農地中間管理機構)
大阪府が運営する農地バンクを通じて、農地の賃借が可能です。
特徴:
農地の貸し手と借り手をマッチング。
農地の集積や利用効率の向上を支援。
申請先:
大阪府農業振興課または農地バンク窓口。
🏡 大阪市内での農地取得・利用に関する注意点
農地法の規制: 農地の取得や利用には、農地法に基づく許可が必要です。
都市計画区域: 大阪市内は都市計画区域に指定されており、農地の転用や新規取得には制限があります。
農業委員会の相談: 農地の取得や利用に関しては、大阪市農業委員会に事前相談を行うことが重要です。
📞 相談窓口
大阪市農政課: 農業に関する各種相談や情報提供を行っています。
JA大阪市: 農業資材の提供や技術支援、農地情報の提供などを行っています。
大阪府農業振興課: 農地バンクの運営や農業振興施策の推進を担当しています。
大阪市内での新規就農は、都市部ならではの課題もありますが、各種支援制度を活用することで、スムーズなスタートが可能です。まずは、上記の相談窓口に問い合わせて、具体的な計画を立ててみてください。
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