
今年も暑い夏がやってきたね。うちも小さい子どもがいるから、熱中症対策は毎年本気で調べてる。今回は基礎知識からグッズまで、まとめてチェックしていくよ。
夏になると毎年のようにニュースで耳にする「熱中症」。
熱中症は、真夏の炎天下で運動をしている人だけがなるものではありません。
買い物や通勤、屋外での仕事はもちろん、エアコンを使用していない室内や、夜間の睡眠中でも発症する可能性があります。
特に近年は、気温が非常に高くなる日が増えており、子どもや高齢者だけでなく、健康な大人にとっても熱中症対策が欠かせなくなっています。
この記事では、
- 熱中症とはどのような状態なのか
- 熱中症が起こる原因
- 初期症状と危険な症状
- 熱中症が疑われる場合の応急処置
- 熱中症を予防する方法
- 本当に役立つ熱中症対策グッズ
- 子どもや高齢者が使用する際の注意点
について、初心者にもわかりやすく解説します。
便利な冷却グッズを活用しながら、暑い夏を安全に乗り切りましょう。
この記事の目次
- 熱中症とは?
- 熱中症はなぜ起こるの?
- 気温だけでは判断できない「暑さ指数・WBGT」とは?
- 熱中症警戒アラートとは?
- 熱中症の主な症状
- 熱中症が疑われる場合の応急処置
- 本当に役立つ熱中症対策グッズ15選
- 使用する人・場面別のおすすめグッズ
- 熱中症対策グッズを選ぶときのポイント
- 熱中症対策グッズだけに頼ってはいけない
- 熱中症を予防するために毎日できること
- まとめ
1.熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境などによって、発汗や体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもることで起こる健康障害の総称です。
人間の体は、体温が上昇すると汗をかきます。汗が皮膚から蒸発するときに体の熱が外へ逃げることで、体温を一定に保っています。
ところが、気温や湿度が非常に高い場所では、汗がうまく蒸発しません。さらに、大量に汗をかくことで水分や塩分が不足すると、体温調節が正常に働かなくなります。
その結果、めまい、頭痛、吐き気、強いだるさ、意識障害などの症状が現れるのです。
厚生労働省によると、熱中症は屋外だけでなく、室内で何もしていないときにも発症し、場合によっては死亡することもあります。
「家の中だから大丈夫」「あまり動いていないから大丈夫」と考えず、室温や湿度を確認することが重要です。
2.熱中症はなぜ起こるの?
熱中症は、主に次の3つの条件が重なることで起こりやすくなります。
①環境による原因
熱中症が起こりやすい環境として、次のような条件があります。
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 日差しが強い
- 風が弱い
- 急に気温が上がった
- 締め切った室内
- エアコンを使用していない部屋
- 車内や体育館、倉庫などの熱がこもりやすい場所
特に注意したいのが、梅雨の晴れ間や、急に暑くなった日です。
人間の体は、暑い日が続くと少しずつ暑さに慣れていきます。これを「暑熱順化」といいます。
しかし、春から初夏にかけて急に気温が上がった場合は、体がまだ暑さに慣れていません。そのため、真夏ほど気温が高くなくても熱中症になることがあります。
②体の状態による原因
同じ環境にいても、体調によって熱中症の危険性は変わります。次のような場合は特に注意が必要です。
- 睡眠不足
- 二日酔い
- 発熱や風邪
- 下痢や嘔吐
- 食事を取っていない
- 水分不足
- 疲労がたまっている
- 持病がある
- 暑さに慣れていない
- 体力が落ちている
体調が悪い日は、いつもより体温調節が難しくなります。「昨日も大丈夫だったから今日も大丈夫」と考えず、その日の体調に応じて外出や運動の時間を短くしましょう。
③行動による原因
熱中症は、運動や作業の内容によっても起こりやすくなります。例えば、次のような行動です。
- 炎天下でのスポーツ
- 長時間の屋外作業
- 暑い倉庫や厨房での仕事
- 水分を取らずに歩き続ける
- 休憩を取らずに作業する
- 通気性の悪い服を着ている
- マスクを長時間着用する
- ベビーカーで長時間移動する
夏場は普段と同じ作業でも、体への負担が大きくなります。水分補給だけでなく、作業時間を短くする、日陰で休む、暑い時間帯を避けるといった対策が必要です。

「昨日は平気だったから今日も平気」って考え方、実は一番危ないパターンなんだよね。体調はその日その日で変わるから要注意。
3.気温だけでは判断できない「暑さ指数・WBGT」とは?
熱中症の危険性を判断するときは、天気予報の気温だけでなく、「暑さ指数・WBGT」を確認することが大切です。
WBGTとは、熱中症を予防する目的で作られた指標です。気温だけでなく、
- 湿度
- 日射や地面からの照り返し
- 周辺から受ける熱
- 気温
を総合的に考慮しています。
環境省によると、暑さ指数が28以上の「厳重警戒」に達すると、熱中症患者が著しく増加する傾向があります。
同じ気温30度でも、湿度が低く風がある日と、湿度が高く風がない日では、体への負担が異なります。そのため、外出や運動をする前には、環境省の熱中症予防情報サイトなどで地域のWBGTを確認しましょう。
4.熱中症警戒アラートとは?
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された場合に、環境省と気象庁が共同で発表する情報です。
アラートが発表された日は、不要不急の外出や屋外での運動をできる限り避け、エアコンの効いた涼しい場所で過ごすことが推奨されています。
また、高齢者、乳幼児、持病のある人は熱中症になりやすいため、家族や周囲の人が声をかけることも重要です。
ただし、アラートが発表されていない日であっても、環境や体調によっては熱中症になる可能性があります。アラートの有無だけでなく、その日の気温、湿度、WBGT、体調を総合的に判断しましょう。
5.熱中症の主な症状
熱中症は、早い段階で異変に気づき、適切に対応することが重要です。症状は軽いものから、命に関わる重いものまであります。
熱中症の初期症状
熱中症の初期には、次のような症状が現れます。
- めまい
- 立ちくらみ
- 顔がほてる
- 大量の汗
- 筋肉痛
- 足がつる
- こむら返り
- 生あくび
- 手足のしびれ
- 気分が悪い
この段階で涼しい場所へ移動し、体を冷やして水分を補給することが大切です。「少し疲れただけ」と無理をすると、症状が急速に悪化することがあります。
症状が進んだ状態
熱中症が進行すると、次のような症状が現れます。
- 頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 強いだるさ
- 体に力が入らない
- 集中力が低下する
- 判断力が低下する
- いつもと様子が違う
自分で水分を飲める場合は、涼しい場所で休ませながら水分や経口補水液を補給します。休んでも回復しない場合や、症状が強い場合は、医療機関を受診してください。
命に関わる危険な症状
次のような症状がある場合は、重い熱中症の可能性があります。
- 呼びかけへの反応がおかしい
- 意識がない
- 会話がかみ合わない
- まっすぐ歩けない
- けいれんしている
- 体が非常に熱い
- 水分を自力で飲めない
- 異常な行動が見られる
このような場合は、ためらわずに119番へ通報してください。本人が「大丈夫」と言っていても、受け答えがおかしい場合は危険です。
6.熱中症が疑われる場合の応急処置
熱中症が疑われる人を見かけた場合は、次の手順で対応します。
①涼しい場所へ移動させる
まずは、エアコンの効いた室内や、風通しのよい日陰へ移動させます。屋外の場合は、直射日光を避けられる場所を探しましょう。車内は短時間でも高温になるため、車の中で休ませるのは避けてください。
②衣服を緩める
ベルト、ネクタイ、ボタンなどを緩め、体から熱が逃げやすい状態にします。靴や靴下を脱がせることも有効です。
③体を冷やす
保冷剤、氷のう、冷たいペットボトルなどを使用し、次の部分を冷やします。
- 首の周り
- 脇の下
- 足の付け根
太い血管が通っている場所を冷やすことで、効率的に体温を下げやすくなります。
厚生労働省も、熱中症が疑われる場合は、涼しい場所へ移動させ、衣服を緩めて首、脇の下、足の付け根などを冷やすよう案内しています。
④水分を補給する
意識がはっきりしていて、自力で飲み物を飲める場合は、水分を少しずつ補給します。大量に汗をかいている場合や、熱中症が疑われる場合は、経口補水液が選択肢になります。
ただし、自力で飲めない人や意識がもうろうとしている人に、無理に飲ませてはいけません。飲み物が気管に入り、誤嚥する危険があるためです。
⑤改善しない場合は医療機関へ
涼しい場所で休み、体を冷やして水分を補給しても症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。自力で水が飲めない場合や意識がない場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

「首・脇・足の付け根を冷やす」って知識、意外と知らない人も多いかも。太い血管が通ってる場所を冷やすのがポイントだよ。
7.本当に役立つ熱中症対策グッズ15選
ここからは、日常生活や通勤、屋外作業、スポーツなどで役立つ熱中症対策グッズを紹介します。
ただし、冷却グッズを使用していても、暑い環境に長時間いれば熱中症になる可能性があります。グッズはあくまで補助として活用し、エアコン、休憩、水分補給、外出時間の調整などと組み合わせましょう。
①保冷ボトル・水筒
熱中症対策の基本となるのが、飲み物を持ち歩くことです。夏場は、短時間の外出でも予想以上に汗をかきます。自宅を出る前に水分を取るだけでなく、外出先でもすぐ飲めるよう、保冷機能のある水筒を持ち歩きましょう。
選ぶポイントは、保冷力が高い、軽量で持ち運びやすい、広口で氷を入れやすい、洗いやすい、パッキンなどの部品が少ない、片手で開けられることです。
通勤や買い物なら500ミリリットル前後、屋外作業やスポーツなら1リットル以上の大容量タイプが便利です。一度に大量に飲むのではなく、喉が渇く前からこまめに飲みましょう。
②経口補水液
経口補水液は、水分と電解質を効率よく補給できるように調整された飲料です。大量に汗をかいた場合や、熱中症が疑われる場合、下痢や嘔吐による脱水時などに利用されます。
ただし、経口補水液は普段の水分補給として大量に飲むものではありません。塩分やカリウムなどが含まれているため、腎臓病、心臓病、高血圧などで水分や塩分の摂取を制限されている人は、医師の指示を優先してください。
厚生労働省も、経口補水液を一度に大量に飲むと、ナトリウムの過剰摂取になる可能性があると注意を促しています。
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③塩分補給タブレット・塩あめ
汗を大量にかくと、水分だけでなく塩分も失われます。屋外作業、スポーツ、登山、夏のレジャーなどでは、塩分補給タブレットや塩あめが便利です。小さくて持ち運びやすく、必要なときにすぐ摂取できます。
ただし、日常の食事で十分に塩分を取っている場合は、必ずしも追加で塩分を取る必要はありません。高血圧や腎臓病などで塩分制限を受けている人は、自己判断で大量に摂取しないようにしましょう。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: 塩分補給タブレット –>
④日傘
日傘は、直射日光を遮り、体に受ける熱を減らせる便利な対策グッズです。通勤、買い物、子どもの送迎、屋外イベントなど、さまざまな場面で使用できます。冷凍や充電が必要なく、開くだけで使えるのも大きなメリットです。
選ぶポイントは、遮光率が高い、遮熱効果がある、UVカット機能がある、軽量で持ち運びやすい、十分な大きさがある、晴雨兼用、ワンタッチで開閉できることです。
折りたたみ式は持ち運びやすい一方、サイズが小さすぎると肩や腕に日差しが当たりやすくなります。軽さだけでなく、傘を開いたときの大きさも確認しましょう。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: 日傘 遮光遮熱 –>
⑤つばの広い帽子
帽子は、頭や顔に直射日光が当たるのを防ぐために役立ちます。特に、首の後ろまで覆える日よけ付きの帽子は、屋外作業、スポーツ観戦、公園、キャンプなどに向いています。
選ぶポイントは、通気性がよい、吸汗速乾素材、つばが広い、首の後ろを覆える、洗濯できる、あごひもが付いていることです。
ただし、風通しの悪い帽子を長時間かぶると、頭部に熱がこもることがあります。日陰や涼しい場所では帽子を外し、汗を拭いて休憩しましょう。
⑥ネッククーラー・クールリング
首元を冷やせるネッククーラーは、近年人気が高まっている熱中症対策グッズです。主に、次のような種類があります。
PCMタイプ:一定温度以下で自然に固まる素材を使用しています。冷蔵庫や冷凍庫で冷やして使用し、首にかけるだけなので手軽です。ただし、猛暑の屋外では早い段階でぬるくなることがあります。
保冷剤タイプ:専用カバーの中に保冷剤を入れて使用します。冷却力は高いものの、冷たさが強すぎる場合があるため、肌へ直接当て続けないようにしましょう。
電動タイプ:ペルチェ素子などを使って、首を直接冷やします。冷たさを感じやすい一方で、本体の重さ、価格、バッテリーの持続時間を確認する必要があります。
購入前には、本体重量、冷却できる範囲、連続使用時間、充電時間、モバイルバッテリーが使えるか、髪の毛を巻き込みにくい構造かを確認しましょう。
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⑦冷却タオル
冷却タオルは、水に濡らして絞り、振ることで冷たさを感じられる商品です。繰り返し使用でき、スポーツ、屋外作業、ウォーキング、キャンプなどで活躍します。首に巻いたり、頭にかぶったりして使用できます。
メリットは、水があれば繰り返し使える、軽い、持ち運びやすい、比較的安価、洗濯できる商品が多いことです。
一方で、湿度が非常に高い日は、水分が蒸発しにくいため、冷却効果が弱くなることがあります。長時間首に巻き続けると、服が濡れたり、肌が蒸れたりすることもあるため注意しましょう。
⑧氷のう
氷のうは、氷と水を入れて体を冷やすグッズです。スポーツ後のアイシングだけでなく、熱中症が疑われる場合の応急処置にも使用できます。首、脇の下、足の付け根などを冷やすときに便利です。
自宅だけでなく、スポーツクラブ、職場、学校、車でのお出かけなどでも準備しておくと安心です。結露しにくい素材や、水漏れしにくいキャップの商品を選びましょう。
⑨瞬間冷却パック
瞬間冷却パックは、袋を叩いたり、中の袋を破ったりすることで急速に冷える商品です。冷蔵庫や冷凍庫がない外出先でも使えるため、緊急時の冷却グッズとして便利です。
夏祭り、花火大会、キャンプ、スポーツ観戦、車での外出、災害時、屋外作業などで活用しやすいアイテムです。
ただし、冷却時間はそれほど長くない商品もあります。長時間の外出では複数個用意するか、保冷剤や氷のうと併用するとよいでしょう。
⑩ハンディファン
ハンディファンは、小型の扇風機で、手軽に風を送れる人気商品です。通勤、電車の待ち時間、買い物、イベントなどで使いやすく、首から下げられるタイプや卓上タイプもあります。
ただし、ハンディファンは周囲の空気を冷たくするものではありません。気温や湿度が非常に高い場所では、風を当てるだけでは十分に体温を下げられない可能性があります。冷却タオルやミストと組み合わせる、エアコンの効いた場所へ移動するなど、ほかの対策も併用しましょう。
選ぶポイントは、風量調節ができる、バッテリーの持続時間が長い、軽量、音が静か、羽根に指が入りにくい、首から下げられる、卓上でも使用できることです。
乳幼児の近くで使用する場合は、指や髪の毛の巻き込みに注意してください。
⑪冷却プレート付きハンディファン
冷却プレート付きハンディファンは、送風に加えて、冷えた金属プレートを肌に当てられる商品です。通常のハンディファンより、直接的な冷たさを感じやすいのが特徴です。首や手首などにプレートを当てて使用します。
ただし、冷却モードを使用すると、通常の送風モードよりもバッテリーの消耗が早くなることがあります。購入時には、冷却モード使用時の連続稼働時間を確認しましょう。
⑫空調ウェア・ファン付きベスト
空調ウェアは、服に取り付けた小型ファンで、衣服の中へ風を送り込む商品です。汗の蒸発を助け、体に熱がこもるのを軽減します。
建設現場で働く人、農作業をする人、倉庫や工場で働く人、屋外イベントのスタッフ、釣りやキャンプをする人、庭仕事をする人に向いています。
選ぶ際は、バッテリーの持続時間、ファンの風量、ベストの重さ、洗濯のしやすさ、ファンを取り外せるか、予備バッテリーを購入できるかを確認しましょう。
ただし、非常に高温な場所では、空調ウェアを着ていても熱中症になる可能性があります。休憩、水分補給、作業時間の調整、涼しい休憩場所の確保が必要です。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: 空調ウェア ファン付きベスト –>
⑬冷却ベスト
冷却ベストには、保冷剤を入れるタイプ、水冷式、ペルチェ式、気化熱を利用するタイプがあります。
保冷剤タイプは比較的安く、直接体を冷やしやすいのがメリットです。一方で、長時間使用する場合は保冷剤の交換が必要になります。
水冷式やペルチェ式は冷却効果を感じやすい商品がありますが、価格、重量、バッテリーの持続時間を確認しましょう。屋外作業で使用する場合は、空調ウェアと組み合わせる方法もあります。
⑭温湿度計・WBGT計
高齢者や子どもは、自分で暑さや喉の渇きを適切に伝えられないことがあります。そのため、感覚だけに頼らず、温度や湿度を数値で確認することが大切です。
温湿度計やWBGT計は、リビング、寝室、子ども部屋、高齢者の部屋、キッチン、倉庫、体育館、作業場に設置すると便利です。警告音が鳴るタイプなら、危険な環境に気づきやすくなります。
なお、家庭用の簡易WBGT計は、測定方法や設置場所によって表示が変わることがあります。直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所に設置し、環境省が発表する地域のWBGT情報と合わせて活用しましょう。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: 温湿度計 WBGT計 –>
⑮エアコンとサーキュレーター
熱中症対策で最も重要な設備の一つがエアコンです。ネッククーラーやハンディファンを使用していても、室温が高い状態で長時間過ごせば危険です。
熱中症警戒アラートが発表されている日は、エアコンなどを使用して涼しい環境で過ごすことが推奨されています。
サーキュレーターや扇風機をエアコンと組み合わせると、冷たい空気を部屋全体に循環させやすくなります。ただし、扇風機やサーキュレーターだけでは室温そのものは下がりません。室温が高い場合は、エアコンを使用しましょう。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: サーキュレーター –>
8.使用する人・場面別のおすすめグッズ
通勤や買い物をする人
通勤や買い物には、持ち運びやすく、すぐ使えるグッズがおすすめです。
- 日傘
- 帽子
- 保冷ボトル
- クールリング
- ハンディファン
- 冷却タオル
できるだけ日陰を歩き、信号待ちでは直射日光を避けましょう。可能であれば、最も暑くなる時間帯の外出を避けることも重要です。
屋外作業をする人
屋外作業では、冷却グッズだけでなく、作業計画そのものを見直す必要があります。おすすめのグッズは次のとおりです。
- 空調ウェア
- 冷却ベスト
- WBGT計
- 大容量の保冷ボトル
- 氷のう
- 塩分補給タブレット
- 日よけ付き帽子
作業時間を短く区切り、定期的に涼しい場所で休憩しましょう。本人が休憩を希望していなくても、決められた時間ごとに休ませる仕組みが大切です。
スポーツをする人
スポーツ時は、体から多くの水分と塩分が失われます。おすすめのグッズは次のとおりです。
- 大容量の保冷ボトル
- スポーツドリンク
- 冷却タオル
- 氷のう
- 瞬間冷却パック
- 帽子
- WBGT計
WBGTが高い日は、運動を中止したり、時間を短くしたりする判断が必要です。「試合だから」「練習を休めないから」と無理をしないことが命を守ります。
子どもの熱中症対策
子どもは大人より体温調節機能が未熟で、地面からの照り返しの影響も受けやすいとされています。特にベビーカーは、地面に近いため、大人の顔の高さより周囲の温度が高くなることがあります。
子ども向けにおすすめのグッズは、つばの広い帽子、ベビーカー用の日よけ、保冷ボトル、冷却タオル、ベビーカー用扇風機、温湿度計、保冷シートなどです。
ただし、ベビーカーの全体を厚い布などで覆うと、内部に熱がこもる可能性があります。日よけを使用する場合も、風通しを確保し、赤ちゃんの顔色や汗の量をこまめに確認してください。保冷剤を使用する場合は、肌へ直接当てないようにしましょう。
子どもに見られる注意サインは、顔が赤い、汗を大量にかいている、逆に汗が出ていない、いつもより元気がない、機嫌が悪い、水分を飲みたがらない、尿の回数が少ない、眠そうで反応が鈍い、呼びかけへの反応がおかしいなどです。普段と様子が違う場合は、すぐに涼しい場所へ移動してください。
<!– RAKUTEN_AFFILIATE_LINK: ベビーカー用 日よけ・扇風機 –>
高齢者の熱中症対策
高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、体内の水分量も少ない傾向があります。「暑くない」「エアコンは必要ない」と本人が言っていても、室温が高くなっていることがあります。
総務省消防庁がまとめた確定値によると、2025年5月から9月の熱中症による救急搬送人員は全国で10万510人に達し、統計を取り始めた2008年以降で最多を更新しました。年代別では65歳以上の高齢者が5万7,433人と最多で、全体の57.1%を占めています。発生場所別では自宅など「住居」が最も多くなっており、屋内での対策が特に重要だと分かります。
高齢者向けにおすすめのグッズは、大きな文字の温湿度計、警告音付きWBGT計、エアコン、サーキュレーター、飲水を知らせるタイマー、軽い保冷ボトル、クールリング、冷却タオルなどです。
家族が離れて暮らしている場合は、朝と夕方に電話をするなど、定期的に室温や水分摂取を確認する方法もあります。
車で移動する人
夏の車内は短時間で非常に高温になることがあります。サンシェードや遮熱グッズは、車内温度の上昇を緩やかにする補助にはなりますが、車内を安全な温度に保てるわけではありません。
車内で用意したいグッズは、フロント用サンシェード、窓用の日よけ、保冷ボックス、保冷ボトル、瞬間冷却パック、小型扇風機、車内温度計などです。
最も重要なのは、子ども、高齢者、ペットを短時間でも車内へ残さないことです。エンジンをかけたままでも、エアコンの停止や車両トラブルが起こる可能性があります。
9.熱中症対策グッズを選ぶときのポイント
冷たさだけで選ばない
商品紹介では「冷却力」が注目されがちですが、実際には次の点も重要です。
- 重すぎないか
- 長時間使用できるか
- 充電が必要か
- 洗いやすいか
- 毎日使い続けられるか
- 使用する人の年齢に合っているか
いくら冷却力が高くても、重くて持ち歩かなくなれば意味がありません。使用する場面を考えて選びましょう。
バッテリーの持続時間を確認する
電動ネッククーラー、ハンディファン、空調ウェアなどは、風量や冷却モードによって使用時間が大きく変わります。商品ページに「最大10時間」と書かれていても、最も弱いモードでの時間である可能性があります。強風モードや冷却モードで何時間使えるのかを確認しましょう。
子どもが使う場合は安全性を優先する
小型扇風機や首掛け扇風機は、指や髪の毛を巻き込む危険があります。また、冷却プレートや保冷剤を長時間肌へ当てると、低温やけどを起こす可能性があります。小さな子どもには、大人の目が届く範囲で使用させましょう。
予備を用意しておく
保冷剤やクールリングは、時間がたつとぬるくなります。長時間の外出や屋外作業では、交換用の保冷剤、予備のクールリング、予備バッテリー、モバイルバッテリー、追加の飲料を準備しておくと安心です。
10.熱中症対策グッズだけに頼ってはいけない
熱中症対策グッズは便利ですが、使用しているから安全とは限りません。
例えば、ネッククーラーで首が冷たく感じられても、体の深部体温が上昇している可能性があります。ハンディファンを使っていても、周囲の空気が非常に暑ければ、十分な冷却にならないことがあります。また、塩分タブレットを食べていても、水分不足や高体温を防げるわけではありません。
熱中症を予防するための優先順位は、次のように考えましょう。
- 暑い場所を避ける
- エアコンの効いた場所へ移動する
- 活動量を減らす
- 定期的に休憩する
- こまめに水分を取る
- 必要に応じて塩分を補給する
- 冷却グッズで体を冷やす
冷却グッズは、基本的な予防行動を補助するために使用するものです。
11.熱中症を予防するために毎日できること
喉が渇く前に水分を取る
喉の渇きを感じた時点で、すでに体内の水分が不足し始めていることがあります。一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに飲みましょう。起床後、外出前、入浴前後、就寝前など、水分を取る時間を決めておくと忘れにくくなります。
エアコンを我慢しない
電気代を気にしてエアコンを我慢すると、熱中症によって医療機関を受診する危険性があります。特に、高齢者、乳幼児、持病がある人がいる家庭では、室温を確認しながら適切にエアコンを使用しましょう。
睡眠と食事をしっかり取る
寝不足や朝食抜きは、体調を崩しやすくし、熱中症の危険性を高めます。夏場は食欲が落ちることもありますが、できる範囲で主食、たんぱく質、野菜などを摂取しましょう。
暑さに少しずつ体を慣らす
本格的に暑くなる前から、無理のない範囲で汗をかく習慣を作ることも大切です。ウォーキングや入浴などを利用し、徐々に暑さへ体を慣らしていきましょう。ただし、体調が悪い日や気温が高い日は無理をしないでください。
暑い時間帯を避ける
買い物、散歩、屋外作業などは、可能であれば早朝や夕方に行いましょう。日中に外出する必要がある場合は、日陰のルートを選び、途中で休憩できる場所を確認しておくと安心です。
まとめ
熱中症は、炎天下で運動している人だけに起こるものではありません。室内、寝室、車内、職場、買い物中など、日常生活のさまざまな場面で発症する可能性があります。
熱中症対策として役立つグッズには、保冷ボトル、日傘、帽子、クールリング、冷却タオル、氷のう、ハンディファン、空調ウェア、冷却ベスト、温湿度計、WBGT計などがあります。
ただし、どのグッズも、熱中症を完全に防げるものではありません。最も重要なのは、暑い場所を避け、エアコンの効いた涼しい環境で過ごし、こまめに休憩と水分補給を行うことです。
また、めまい、頭痛、吐き気、強いだるさなどの症状が出た場合は、無理をせず、すぐに涼しい場所へ移動してください。呼びかけへの反応がおかしい、自力で水分を飲めない、意識がない場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
熱中症対策グッズを正しく活用しながら、自分だけでなく、子ども、高齢者、家族、職場の人など、周囲の様子にも気を配ることが大切です。
早めの準備と正しい知識で、暑い夏を安全に乗り切りましょう。
※この記事は一般的な熱中症予防に関する情報をまとめたものです。持病がある人、服薬中の人、水分や塩分の摂取制限を受けている人は、医師や薬剤師の指示を優先してください。

今年の夏もグッズと基本の対策、両方うまく組み合わせて乗り切っていこうね。



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