どうも、ミギーです。
「今年の夏も暑くなりそう」
そう聞くたびに、小さい子を持つ親としては不安がよぎります。
子どもが汗だくになって機嫌が悪くなったとき、 ベビーカーの中で顔が真っ赤になっていたとき、 「これって熱中症じゃないの?」と焦った経験がある方も多いのではないでしょうか。
2026年の夏は、気象庁の発表でも平年より気温が高い見込みです。前年2025年は熱中症による全国の救急搬送数が過去最多の10万515人を記録したほどの記録的な猛暑でしたが、2026年もそれに匹敵する厳しい夏になると予測されています。
大人でも堪える暑さ。でも、赤ちゃんや小さい子にとっては、大人よりもはるかに過酷な環境になります。
今回は、赤ちゃん・小さい子を持つ親御さん向けに、2026年の夏を安全に乗り越えるための情報を徹底的にまとめました。
- 目次
- 1. 2026年の夏はどれほど暑いのか?最新気象予報を解説
- 2. 台風の見通し——2026年は「前半猛暑・後半台風」の複合リスク
- 3. そもそも赤ちゃんはなぜ熱中症になりやすいのか?
- 4. 熱中症の症状を段階別に把握しよう
- 5. 赤ちゃんの熱中症——見逃しやすいサインと対処法
- 6. 【危険】ベビーカーの中は想像以上に暑い!
- 7. ベビーカー熱中症対策グッズ完全ガイド
- 8. 抱っこ紐の夏対策——密着しているから熱がこもる
- 9. 車内に絶対ひとりで置いてはいけない理由
- 10. 室内での熱中症対策——エアコン・温度管理のポイント
- 11. 外出時の熱中症対策7ステップ
- 12. 水分・塩分補給の正しい方法——赤ちゃんと子どもの違い
- 13. 台風への備え——子育て世帯がやっておくべきこと
- 14. 停電が起きたとき赤ちゃんを守る方法
- 15. 非常食・備蓄リスト——赤ちゃんのいる家庭版
- 16. まとめ——「備えること」が家族を守る
目次
- 2026年の夏はどれほど暑いのか?最新気象予報を解説
- 台風の見通し——2026年は「前半猛暑・後半台風」の複合リスク
- そもそも赤ちゃんはなぜ熱中症になりやすいのか?
- 熱中症の症状を段階別に把握しよう
- 赤ちゃんの熱中症——見逃しやすいサインと対処法
- 【危険】ベビーカーの中は想像以上に暑い!
- ベビーカー熱中症対策グッズ完全ガイド
- 抱っこ紐の夏対策——密着しているから熱がこもる
- 車内に絶対ひとりで置いてはいけない理由
- 室内での熱中症対策——エアコン・温度管理のポイント
- 外出時の熱中症対策7ステップ
- 水分・塩分補給の正しい方法——赤ちゃんと子どもの違い
- 台風への備え——子育て世帯がやっておくべきこと
- 停電が起きたとき赤ちゃんを守る方法
- 非常食・備蓄リスト——赤ちゃんのいる家庭版
- まとめ——「備えること」が家族を守る
1. 2026年の夏はどれほど暑いのか?最新気象予報を解説
気象庁が2026年2月に発表した「暖候期予報」によると、今年の夏(6〜8月)は全国的に平年より気温が高い見込みです。
6月から8月にかけては上空の偏西風が平年よりやや北を流れ、太平洋高気圧や上空のチベット高気圧が日本付近を覆う見込みで、地球温暖化の影響で大気全体の温度が高くなっていることも重なり、夏の気温は全国的に平年より高い予想となっています。
さらに、日本気象協会の解析では、2026年の夏は全国の延べ7〜14地点で最高気温40℃以上の「酷暑日」が観測されると予測されています。
前年2025年の夏がいかに過酷だったかを振り返ると、伊勢崎市で41.8度を観測し、熱中症搬送は全国で10万515人と過去最多を記録、東京都心では10日連続の猛暑日を記録するほどでした。
2026年の夏は前半が高温、後半は台風の影響などで変動する可能性があり、「複合リスクの夏」になる可能性が高いと言われています。
つまり——今年も「暑い夏」はほぼ確実です。
「例年通りの対策」では追いつかなくなってきている現状を、まず認識しておくことが大切です。
2. 台風の見通し——2026年は「前半猛暑・後半台風」の複合リスク
2026年の夏は、熱中症だけでなく台風にも注意が必要です。
特に6月〜7月は日本への台風接近数が平年より多くなる可能性があり、西日本・東日本・沖縄では特に注意が必要とされています。
台風・大雨による停電は猛暑中に発生しやすく、「暑いのにエアコンが使えない」「冷蔵庫が止まって食材が全滅する」という最悪の事態が重なることがあり、もはや停電対策は生活と命を守るために必須のレベルになっています。
これは赤ちゃんのいる家庭にとって特に深刻です。
猛暑の中でエアコンが使えなくなれば、室温はあっという間に40℃を超えます。大人でも危険ですが、体温調節が未熟な赤ちゃんにとっては命に関わる状況になりえます。
台風対策は「台風が来てから考える」のでは遅すぎます。今のうちに準備しておくことが、家族を守ることに直結します。
3. そもそも赤ちゃんはなぜ熱中症になりやすいのか?
「赤ちゃんが熱中症になりやすい」とはよく聞きますが、その理由を正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。
大人と比べて赤ちゃんが特に危険な理由は、大きく3つあります。
理由①:体温調節機能が未熟
人間の体は、暑くなると汗をかいて体温を下げようとします。
しかし赤ちゃんは、この「発汗による体温調節」の機能が発達途上にあります。
汗腺(汗を出す穴)の数は大人とほぼ同じですが、機能としてはまだ未熟な状態。そのため、暑さに対して体が素早く反応できず、気づかないうちに体温が上昇していきます。
また、赤ちゃんの体は体に占める水分の割合が大人よりも高く(体重の70〜80%が水分)、それだけ水分を失ったときの影響が大きくなります。
理由②:身長が低く、地面の熱をダイレクトに受ける
これが特にベビーカーで問題になる点です。
地面からの高さ50cmの場所では、高さ150cmの場所に比べて暑さ指数(WBGT)が2℃以上も高くなることがあり、特に真夏の炎天下では、アスファルトの照り返しの熱が強くなり、地面に近い位置ほど暑さの影響を受けやすくなります。
さらにベビーカーは、ハイタイプでも地上から50cm程度の高さです。アスファルトからの照り返しを受けやすいベビーカーの高さの空気は、大人の体感温度よりも3度ほど温度が高くなるともいわれています。
ママ・パパが「少し暑いけど大丈夫かな」と感じているとき、赤ちゃんはその3〜5℃上の環境にいる可能性があります。
理由③:自分で水分補給・体調表現ができない
大人なら「のどが渇いた」「暑い」と感じたらすぐに対処できます。
しかし赤ちゃんは自分でそれを訴えることができません。
泣いて伝えようとしますが、熱中症が進んでぐったりしてきたときは、むしろ泣く力が弱まってしまいます。そのため、大人が積極的に「様子を確認する」「水分を与える」ことが不可欠です。
4. 熱中症の症状を段階別に把握しよう
熱中症は、軽度から重症まで段階があります。早い段階で気づいて対処できれば、重症化を防ぐことができます。
| 重症度 | 主な症状 | 対処 |
|---|---|---|
| Ⅰ度(軽症) | めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、大量の汗 | 涼しい場所へ移動、水分・塩分補給 |
| Ⅱ度(中等症) | 頭痛、吐き気・嘔吐、倦怠感、集中力低下 | 医療機関への受診が必要 |
| Ⅲ度(重症) | 意識障害、けいれん、高体温(40℃以上)、手足の運動障害 | 救急車を呼ぶ(119番) |
重症(Ⅲ度)になると命に関わります。「おかしいかも」と思ったら、迷わず医療機関を受診するか、救急車を呼ぶ判断を早めにすることが大切です。
5. 赤ちゃんの熱中症——見逃しやすいサインと対処法
赤ちゃんの熱中症サインは、大人と少し違います。以下のサインに気づいたら要注意です。
🚨 赤ちゃんの熱中症サイン
- 顔が真っ赤になっている
- ぐったりしている・元気がない
- いつもより機嫌が悪い・泣きやまない
- 体が熱い(特に首の後ろ・背中が熱い)
- 皮膚が乾燥している(汗をかいていない)
- おしっこの量が少ない・色が濃い
- 授乳やミルクを嫌がる
- 目がうつろ・ぼんやりしている
特に注意してほしいのが「皮膚が乾燥している」というサインです。本来、暑ければ汗をかくはずですが、重症化すると体が水分不足で汗をかけなくなります。これは危険なサインです。
🆘 気づいたときの対処法
Step 1:涼しい場所に移動する すぐにエアコンが効いている室内やコンビニ・ショッピングモールなどに移動しましょう。
Step 2:衣服をゆるめる 首まわり・袖・ズボンをゆるめて、熱を逃がしやすくします。
Step 3:体を冷やす 首・わきの下・脚の付け根(太もものつけ根)などの太い血管がある場所を、保冷剤やぬれタオルで冷やします。
Step 4:水分を補給する 意識がはっきりしていれば、少量ずつ麦茶や経口補水液を飲ませます。無理に一気に飲ませず、少しずつ与えてください。
Step 5:医療機関へ 症状が改善しない、または意識がおかしい・ぐったりしていて目が合わない場合は、すぐに119番を呼ぶか、救急外来を受診してください。
「様子を見よう」と思って手遅れになるケースがあります。特に乳幼児の場合は「あれ?」と思ったら早めに動くことが重要です。
6. 【危険】ベビーカーの中は想像以上に暑い!
ベビーカーで外出するとき、多くの親御さんが「日よけカバーをつけているから大丈夫」と思っていませんか?
実はそれだけでは不十分です。
ベビーカーのシートは周囲を囲む構造になっているため、一度熱がこもると外気が流れても排出されにくいこともあり、内部の温度環境に注意が必要です。赤ちゃんは大人よりも地面に近く、アスファルトからの照り返しや地表の熱を直接受けやすい環境にいます。私たちが感じている以上に強い暑さにさらされている可能性があるのです。
SECOMの検証でも、子どもが日なたにいる場合の体感温度は50℃に達するという結果が出ています。
大人が「28℃で過ごしやすい」と感じていても、ベビーカーの中の赤ちゃんは35℃以上の環境にいる可能性があります。
ベビーカーで危険な時間帯
外出を避けるべき時間帯の目安は以下の通りです。
| 時間帯 | リスク |
|---|---|
| 10時〜15時 | ❌ 最も危険(地面の温度が最高になる) |
| 7時〜10時 | △ 気温が上がり始めるが比較的マシ |
| 15時〜17時 | △ 気温は下がり始めるが油断禁物 |
| 早朝・夕方以降 | ✅ 比較的安全(ただし夜の熱帯夜は注意) |
お散歩・外出は早朝か夕方以降を基本にすることが、赤ちゃんを守る最初のルールです。
出発前にアスファルトを触って確認する
出かける前に、大人の手でアスファルトの地面を触ってみてください。
触っていられないほど熱い場合は、その日の外出を見直すサインです。
地面が熱い日は、ベビーカーの中も同様に危険な環境になっています。
7. ベビーカー熱中症対策グッズ完全ガイド
それでも外出しなければならない場面は必ずあります。そのためのグッズを揃えておきましょう。
①冷感シート(保冷剤入りシート)
背中〜お尻に当てるタイプの冷感シートは、熱がこもりやすいベビーカーのシート部分に効果的です。
ベビーカー内のシートの隙間に入れたり、タオルにくるんで使用します。首、わきの下、脚の付け根などの部位を冷やすことで、体内から涼しさを感じさせます。外出時には予備の保冷剤を保冷バッグに入れておくと一日中快適です。
ただし保冷剤を直接肌に当てると低温やけどの原因になります。必ずタオルや専用ポケットに入れて使用してください。
うちは携帯充電器で使えるファンのものを使っています。
|
②遮熱サンシェード(日よけカバー)
直射日光を防ぐには「遮光」より「遮熱」素材が効く場合もあります。遮光率だけでなく遮熱機能を確認して選ぶのがおすすめです。
ベビーカー用の網タイプサンシェードは、ベビーカーにすっぽり被せることができ、真上や左右からの直射日光を効果的に遮断します。さらに、網構造が蚊帳の役割を果たし、虫の侵入を防ぐため、夏のアウトドア活動において赤ちゃんを全面的に保護できます。
③ベビーカー用扇風機(クリップファン)
ベビーカーのフレームにクリップで固定できる小型扇風機です。
ただし注意点があります。
ファン系グッズは安全性優先で選びましょう。吸気口に指が入らない、髪が巻き込まれない設計か、固定方法を確認してください。
また、外気温が高い場合は熱風を送るだけになってしまうことがあります。冷感シートや保冷剤と組み合わせて使うのが効果的です。
④温湿度計・暑さ指数計
ベビーカー内の危険サインを見える化するために、暑さ指数が確認できるグッズを活用する方法があります。
ベビーカーに取り付けられる小型の温湿度計を使えば、赤ちゃんのいる高さの実際の温度をリアルタイムで確認できます。大人の感覚だけに頼らず、数字で確認する習慣がとても大切です。
⑤UV対策帽子・薄手の長袖
外出時は赤ちゃんに帽子をかぶせましょう。頭部への直射日光を防ぐだけで、体感温度が大きく変わります。
また、薄手の長袖を着せることで日焼けと熱の吸収を防げます。「暑そうだから脱がせる」のではなく、素材を選んで着せる方が効果的です。
8. 抱っこ紐の夏対策——密着しているから熱がこもる
ベビーカーと並んでよく使う「抱っこ紐」にも夏特有の注意点があります。
抱っこ紐は赤ちゃんと大人の体が密着するため、お互いの体温が合わさって非常に高温になりやすいという特徴があります。
抱っこ紐の熱中症対策
①メッシュ素材の抱っこ紐に替える 夏向けのメッシュ素材は通気性が高く、熱がこもりにくいです。夏だけ使い分ける方法もあります。
②間に保冷剤やひんやりシートを挟む 赤ちゃんの背中と抱っこ紐の間にひんやりシートを挟む方法があります。保冷剤を使う場合は低温やけど防止のためタオルで包んでください。
③こまめに取り出して体を確認する 前向き抱っこ・後向き抱っこどちらでも、赤ちゃんの顔が見えにくい場合があります。定期的に取り出して顔色・汗のかき具合・体温を確認しましょう。
④長時間の抱っこ紐使用は避ける 炎天下での長時間の抱っこ紐使用は非常に危険です。30分に一度は日陰で休憩し、水分補給をするようにしましょう。
9. 車内に絶対ひとりで置いてはいけない理由
毎年夏に痛ましいニュースになるのが、「車内に子どもを置き去りにしたことによる熱中症死亡事故」です。
夏の車内温度は、窓を閉めた状態でわずか15分で50℃以上に達することがあります。
よくある「大丈夫」と思ってしまう場面を挙げます。
- 「コンビニにちょっと入るだけだから5分で戻る」
- 「ぐっすり眠っているから起こすのがかわいそう」
- 「エアコンをつけたまま置いていくから問題ない」
しかし、クーラーをつけたままにしていたとしても、暑い場所では車自体がオーバーヒートしてエンジンが停止してしまうこともあります。そうなるとクーラーも止まってしまい、あっという間に車内は高温になります。乳幼児は自分で車を開けて外に出ることはできません。決して乳幼児だけを車に残し、離れるようなことはしないよう注意してください。
「ほんの少し」が命取りになります。夏の車内は、どんな短時間であっても子どもだけで残してはいけません。
10. 室内での熱中症対策——エアコン・温度管理のポイント
「外に出なければ大丈夫」と思っている方もいますが、室内での熱中症も年々増えています。
特に注意が必要なのは、
- エアコンを「もったいない」と我慢している高齢の祖父母宅
- 日当たりの良い部屋・最上階
- 熱帯夜に窓を閉め切った室内
などです。
赤ちゃんがいる部屋の温度・湿度管理
室内ではエアコンや扇風機を利用して、温度と湿度を管理しましょう。赤ちゃんが過ごすスペースには温湿度計を置いて目視で確認できるようにしておくのがおすすめです。室温は28℃くらいを目安に、赤ちゃんの汗のかき具合などを観察しながら随時調節していきましょう。
湿度も重要です。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温が下がりにくくなります。目安は50〜60%程度です。
エアコンを使うときの注意点
直接風を当てない 赤ちゃんに直接エアコンの風が当たると、体が冷えすぎることがあります。風向きを上向きにするか、サーキュレーターで部屋全体の空気を循環させましょう。
つけっぱなしでも問題ない 「つけたり消したりの方が体に良い」という考えは誤解です。寝ている間もエアコンはつけておいてOKです。温度が上がらないよう、タイマー設定も活用しましょう。
祖父母宅では特に確認を 「もったいない」とエアコンを使わない高齢者の方がいる場合、赤ちゃんを連れて行く際には事前に話し合い、来訪中はエアコンをつけてもらうようにお願いしましょう。
11. 外出時の熱中症対策7ステップ
どうしても外出しなければならないとき、最低限このステップを守りましょう。
Step 1:時間帯を選ぶ
10時〜15時は外出を避けます。どうしても外出が必要な場合でも、この時間帯は最短で済ませましょう。
Step 2:出発前に地面温度を確認
手でアスファルトを触り、熱すぎると感じたら外出を見直すか時間をずらしましょう。
Step 3:グッズを揃えてから出る
- 保冷剤(余分に持つ)
- 保冷バッグ
- 麦茶・経口補水液
- ぬれタオル(冷やす用)
- 日傘・帽子
これらを必ず持参します。「ちょっとそこまで」の外出でも油断禁物です。
Step 4:日陰を選んで歩く
同じ距離でも、日陰を選ぶだけで体感温度は大きく変わります。商店街のアーケード・木陰・建物の陰を意識して歩きましょう。
Step 5:こまめに休憩する
30分に一度は日陰やエアコンが効いた場所で休憩します。ショッピングモール・コンビニ・図書館・公共施設などを「休憩ポイント」として活用しましょう。
Step 6:こまめに赤ちゃんの様子を確認する
前を向いているベビーカーや抱っこ紐では、赤ちゃんの顔が見えにくいことがあります。意識的に定期的に顔を覗いて、
- 顔色が赤くなっていないか
- 汗を正常にかいているか
- 呼吸が安定しているか
を確認しましょう。
Step 7:「変だな」と思ったらすぐ引き返す
「もう少しで目的地なのに……」と思っても、赤ちゃんに異変を感じたらその場で引き返す判断をしてください。目的地よりも赤ちゃんの安全が最優先です。
12. 水分・塩分補給の正しい方法——赤ちゃんと子どもの違い
「水分補給が大切」とよく言われますが、赤ちゃんの場合は年齢によって与えていいもの・だめなものが異なります。
月齢・年齢別の水分補給
| 月齢・年齢 | 推奨される水分 | 注意点 |
|---|---|---|
| 0〜5ヶ月(完全母乳) | 母乳のみ | 水・麦茶は不要(授乳回数を増やす) |
| 0〜5ヶ月(混合・ミルク) | ミルク+必要に応じて白湯・麦茶 | 薄めのものから少量ずつ |
| 5〜6ヶ月以降(離乳食開始後) | 母乳・ミルク・麦茶・白湯 | 少量ずつこまめに |
| 1歳以上 | 水・麦茶・経口補水液 | 甘い飲み物の与えすぎに注意 |
塩分補給について
大量に汗をかくと、水分だけでなく塩分(ナトリウム)も失われます。水だけを飲み続けると「低ナトリウム血症」という状態になることがあります。
大人・子どもには経口補水液や塩タブレットが有効ですが、赤ちゃん(特に乳児)への経口補水液の使用は必ず医師の指示に従ってください。乳児への大量投与は電解質バランスを崩す可能性があります。
のどが渇く前に飲む
熱中症予防の基本は「のどが渇く前に水分を補給すること」です。のどの渇きを感じた時点で、すでに脱水が始まっています。
子どもは大人よりも「のどが渇いた」という感覚を表現しにくいため、親が定期的に「お水飲もうか」と声をかけて与える習慣が大切です。
13. 台風への備え——子育て世帯がやっておくべきこと
猛暑と並ぶ2026年の夏のリスクが台風です。
子育て世帯の台風対策には、大人だけの世帯と異なるポイントがあります。
今すぐやっておくべきこと
①飲料水の備蓄
1人あたり1日3リットルが目安です。赤ちゃんがいる場合は、ミルク用の水(軟水・ミネラルウォーター)も別途確保しましょう。
目標は最低3日分、できれば7日分です。
②非常食の準備
乳幼児がいる家庭では、以下のものを優先的に備蓄しましょう。
- 液体ミルク(缶・パック)※常温保存可
- 粉ミルク+清潔なお水
- ベビーフード(レトルトパウチ)
- 離乳食に使える缶詰・フリーズドライ食品
③モバイルバッテリーの準備
停電時にスマートフォンが使えないと、気象情報・避難情報の確認ができなくなります。大容量のモバイルバッテリーを事前に充電しておきましょう。
④おむつ・衛生用品の備蓄
台風の後は店が品薄になることがあります。おむつ・おしりふき・消毒液などは常に1〜2週間分以上を確保しておく習慣をつけましょう。
⑤懐中電灯と乾電池
夜間の停電に備えて、懐中電灯と予備の乾電池を準備してください。LEDランタンタイプが赤ちゃんのいる部屋全体を照らすのに便利です。
⑥避難場所の確認
最寄りの避難場所を事前に確認しておきましょう。市区町村のハザードマップを活用してください。
また、乳幼児連れで避難できる「福祉避難所」が設けられている自治体もあります。事前に確認しておくと安心です。
14. 停電が起きたとき赤ちゃんを守る方法
台風などで停電が発生した場合、赤ちゃんを守るために最も重要なのは体温管理です。
停電直後にやること
- 状況確認:どの範囲が停電しているか確認(近所・電力会社のHP)
- 復旧見込みを確認:長引く場合は早めに対策を
- 室温管理を最優先:夏の停電は室温がどんどん上がります
電気なしで体を冷やす方法
- ぬれタオルで体を拭く:蒸発するときに熱を奪う気化熱効果
- うちわで扇ぐ:電気不要で風を送る
- 保冷剤を活用:冷凍庫の保冷剤は停電後しばらく使えます(2〜4時間が目安)
- 涼しい場所に移動:地下・北向きの部屋・石造りの建物などは比較的涼しい
- 車のエアコンを活用(短時間):ただし密閉された車内での長時間の使用は危険。エンジンをかけて窓を少し開けた状態で使いましょう
停電が長引いたら
- 近くのショッピングモール・公共施設・親戚宅など、エアコンが使える場所への移動を検討してください
- 冷蔵庫のミルク・母乳は停電後2時間以内を目安に使い切るか廃棄しましょう
- 液体ミルク(常温保存可)が停電時には非常に便利です
15. 非常食・備蓄リスト——赤ちゃんのいる家庭版
一般的な防災備蓄リストは「大人向け」が多く、赤ちゃんのいる家庭では不足するものがあります。以下を参考に揃えてみてください。
乳児向け(0〜1歳)
| アイテム | 備考 |
|---|---|
| 液体ミルク | 常温保存・開封後すぐ使えて便利 |
| 粉ミルク | 液体ミルクのバックアップとして |
| 軟水ミネラルウォーター | ミルク調乳・白湯用 |
| 使い捨て哺乳瓶・乳首 | 洗えない場面で重宝する |
| おむつ | 1週間分以上 |
| おしりふき | 多めに |
| ベビーフード(瓶・パウチ) | 離乳食開始後 |
| 体温計 | 健康管理に必須 |
| 保冷剤 | 解熱・熱中症対策用 |
| 消毒用アルコール | 衛生管理用 |
幼児向け(1〜3歳)
| アイテム | 備考 |
|---|---|
| レトルトご飯・おかゆ | お湯があれば食べられる |
| 野菜ジュース(果汁100%) | 栄養補給用 |
| ビスケット・クラッカー | 保存性が高い |
| 経口補水液 | 脱水対策 |
| お気に入りのおもちゃ | 避難中のストレス軽減 |
| 着替え・肌着 | 汚れやすい乳幼児は多めに |
| 紙おむつ(トイレ練習中の子も) | 非常時は紙おむつが安心 |
16. まとめ——「備えること」が家族を守る
2026年の夏の気温は全国的に平年より高い予想で、各地で猛暑となるおそれがあります。さらに台風による停電・大雨という複合リスクも重なる「厳しい夏」になる可能性が高いです。
大人にとっても過酷な夏ですが、赤ちゃん・小さい子どもにとっては特に危険な季節です。
この記事でお伝えしたことを振り返ると——
- 赤ちゃんはベビーカーの位置で大人より3〜5℃以上高い温度にさらされている
- 熱中症のサインは「ぐったり」「顔が真っ赤」だが、汗をかかなくなったら重症のサイン
- 炎天下は10〜15時を避け、出発前にアスファルトを触って確認する
- 車内にひとりで置くのは「ちょっとの間」でも絶対にNG
- 台風に備えた備蓄は「来てから」では遅い。今から揃えておく
- 停電になっても焦らず、体を冷やすことを最優先にする
「うちの子は大丈夫」は禁物です。毎年、熱中症で救急搬送される子どもの多くが「まさかこんなに暑いとは思わなかった」というケースです。
今年の夏は、**「早めの備え」「こまめな確認」「迷ったらすぐ対処」**この3つを心がけて、家族みんなで乗り越えましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!ミギーでした。



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